オランダにサーキュラーエコノミー研修へ行きました
こんにちは、山家漆器店 店長の山家優一です!
この度エヌエヌ生命様のご協力もありまして、サステナブル先進国として有名なオランダに研修に行ってまいりました。
首都アムステルダムを中心に、ロッテルダム、ライデンなど主要都市において、現在オランダ国内で推し進められているサーキュラーエコノミーに対する取組みについて学ぶ貴重な機会となりました。
そもそもサーキュラーエコノミー、皆様聞いたことございますか?
よく日本では「SDGs」という持続可能な開発目標として世界を変えるために17の目標が有名ですが、実は世界ではこのSDGsよりもサーキュラーエコノミーのほうが検索されている数などでも上になります。
「サーキュラーエコノミー : Circular Economy(循環経済/循環型経済)」は大量生産・大量消費・大量廃棄を前提とした、現在の経済システムに疑問を持ち、廃棄物や汚染など負を発生しない(発生が少ない)製品やサービスを取り入れることを目指す世界を言います。
要は資源を破壊しどんどん新しいものを作るのではなく、モノづくりにおいても環境に配慮した製品を作りましょうということですね。
今オランダではそういったサーキュラーエコノミーに配慮した製品が、「高くても」、通常の商品より気に入られる傾向もあり、今後日本でもより強く取り入れられるのではないかということでした。
特に壁や家具など廃材を利用して作られる建物を見学させていただいたのですが、どれも廃材から作られたとは思えないほどオシャレな空間が広がっていました。
天井の穴は本製品を作った際に残った廃材を利用したり、
商談スペースにはまさかの、、廃校になった体育機具をそのまま持ってきたりしていました。
こういったときにすぐに新しい家具を買おう!とするのではなく、一旦立ち止まって今この世にあるものを再利用する「リユース」を意識することもサーキュラーエコノミーの一環なんですね。
日本でもここ最近でプラスチックバッグの有料化や某ファーストフード店のストローがプラスチックから紙に変わったりと環境に配慮する動きが進んできていますので、今後もこの動きは加速していくでしょうね。
脱プラの動きはサーキュラーエコノミーと切っても切り離せない関係ですし、そもそも我々漆器製造でも、どうしてもプラスチックや新製品というものを生み出してしまいます。
決して日常生活に必要不可欠な、エッセンシャルグッズではないのも事実です。
こうした動きの中で、いかに我々が存在していけるのかを考えながら今後仕事をしていかなければならないと身をもって体験できる良い5日間となりました。
貴重な機会をいただきましたエヌエヌ生命様ありがとうございました。