漆発祥の地「曽爾村」へ
こんにちは!
本日は漆発祥の地と言われている、奈良県は曽爾村、曽爾高原に訪問させていただきました。
しかし現在漆の地としては廃れてしまったその息を吹き返させ、「漆の郷」として再度復活させたいと村の地域の方々が立ち上がりました。
そのグループが「漆ぬるべ会」です。
上のリンク先にあるように、様々な失敗と試行錯誤、さらに地域おこし協力隊として、今回お会いさせていただきました並木様をはじめとするパワフルな方々。
やはり失われた産地を再生するということは並大抵の努力ではないみたいです。
我々紀州漆器としましては、合成漆器をはじめ、新しい挑戦はさせていただいておりますが、従来の漆の扱いを踏襲したものづくりを学ぶことは非常に勉強になりますし、
何より、再度漆の木から植樹し、漆の採取からものづくり、さらに運営(持続可能となるような経済周り)なども我々が学ぶできところだらけの訪問となりました。
生来から育つ漆の木。もう漆を取り尽くすところまで取り尽くしてしまいました。
さらに観光スポットとして機能するように、本当に可愛いロゴの漆工房と横のギャラリーには圧巻。
何度も足を運びたくなるようなキャッチーかつインスタ映えする空間作り。この新しさと歴史を踏襲する古さのコントラストが、さらに人々を魅了するのだと思います。
漆工房のロゴ。可愛い!
地域おこし協力隊の並木さん(中央)と同じ紀州漆器の産地で働く町田くん(右)と。
帰りには曽爾高原ビールも購入。漆だけではなく、地場の面白いリソースをふんだんに使った街・村おこし。ビールだけでなくソーセージまで。さらにキャンプ地としても人気だそうで、綺麗な川が流れておりました。
一日弾丸日帰りツアーとなりましたが、実りある一日となったことは間違いありません!
このような機会を作っていただけた、地域おこし協力隊の竹川くんにも感謝です。