ミャンマー漆器の産地バガンへ part2
2日目は下請け工房さんのお宅にお邪魔しました。
日本の各産地も同じなのですが、漆器製造は基本分業体制を取っておりますので、
ミャンマーも同様、色々な得意分野に分かれた分業制度を取っております。
今回お邪魔したところは木地と塗りをする家族経営の工房です。
OEMとしてウクライナ人のデザイナーとの商品開発もしている力のある業者さんでした。
今回お話をしてみると技術力があるというよりは、
「新しいことにチャレンジしたい」、「面白い商品作りをしたい」
というような意識の高さが見受けられました。
日本のどんな業界のどんな会社もそうですが、日々同じ仕事の積み重ねをしているだけでは成長はなく衰退しかありません。
同じ仕事でもどういう気持ちで、どうアプローチして仕事をするかということは非常に大事ですからね。
ここミャンマーにおいても家族経営においても非常に意識の高く、成長意欲ある会社さんと出会たことは非常に嬉しく思いました。
その後はミャンマーの中でも一番大きなお店に伺いました。
ここは2014年に日本においてグッドデザイン賞を受賞されていたり、
オバマ元大統領やその他政府関係者様にもミャンマー漆器を送られている方でした。
ここもやはり新しい境地に進もうとしており、先のグッドデザイン賞受賞からわかるように、
海外への意欲や、国内においてはEC(ネット販売)などの今後の展開についてもお話をさせていただきました。
ミャンマーのECはフェイスブックが主流ですので、まだまだ楽天やアマゾンのようなモール型は主流ではありません。
しかし今後のそのような流れになることは目に見えているので、日本の現状やミャンマーの現状などお話ができ非常に有意義な時間でした。
こちらもOEM製造が可能な意欲の高いお店(工房)でした。
ミャンマーの未来は明るい!(、、、part3に続きますが、やはり組合や団体が渦巻く業界環境が大きく成長できない原因のようです。。。)