わかやま新報さまに取材していただきました。
令和一発目の本日、わかやま新報様にて
【紀州漆器を世界に発信 令和に輝く紀州人①】というタイトルにおいて取材いただいた記事が掲載されました。
このような記念すべき日に、数多く紀州漆器従事者がいる中、お話をいただきましてありがとうございます。
今回はECもそうですが、海外に向けて越境ECを通じて、紀州漆器を販売する方法を模索していることについてフォーカスいただき、
お話させていただきました。
こちらが掲載いただいた記事です。
なんと和歌山県知事や和歌山市長・海南市長様の新時代のコメントの真上に大々的に掲載されるという非常に恐縮してしまう掲載位置でした(汗)
タイトルにある「越境EC」というのは国を跨ぐネット通販です。昨今、Amazonなどでアメリカから日本に商品を購入することが増えているかと思いますが、それを指します。
実際当社としても楽天グローバルやAmazon.com(アメリカ)などを利用させていただき、海外発送を行っています。数としてはまだまだ少なく週に一件、あっても二件程度ですが、それでも数年前に比べれば増えてきているなという印象を受けます。
なんとなくですが、楽天がサッカーの名門、FCバルセロナのオフィシャルスポンサーとなり、ユニフォームの前面に「Rakuten」の文字が入ってから、少し増えたような気が、、。
紀州漆器はじめ、漆器需要全体は国内において各段に減っております。断捨離ブームもあり、モノを持たない日本人が格段に増えました。
また北欧風など、和食器よりも、インスタ映えするオシャレなプレートや食器洗浄機や電子レンジも使えて当たり前の食器が増えたことも要因かと思います。
そんな中、アメリカを始め、ヨーロッパ諸国、中国や台湾などをはじめとするアジア諸国からご注文をいただく機会が増えていることはありがたいですし、希望も抱けます。
今後東南アジア、インド、そして南アフリカやエチオピアなどアフリカ諸国の人口も所得もどんどん増えていくこと、越境ECがどんどん活況になり、物流がさらに良くなることなどを考えると、越境ECには可能性しかないと個人的には強い期待としてしまいますね。
前職でミャンマーに駐在していたこともあり、ミャンマーの方々にどうすればリーチできるのかと考えることもあり、退職後も幾度かミャンマーに行きましたが、やはりまだまだ整っておらず難しいかなと感じます。
ミャンマー国内ECは徐々に盛り上がってきているようですし、越境ECは数年かかるかと思うので、その機会を逃さずにしていければ。。
もちろん国内基盤があってこそ、海外にトライできますので、今後も国内需要を掘り下げるべく日々新しいことにチャレンジし、より良いと思っていただける商品作りを頑張っていきます。
ちなみに今回新聞の写真に掲載されている商品は、漆芸木製屏風時計 ニューヨーク アメリカVer.です。
こちらは直接の越境ECとは関係がないのですが、当店のお客様には海外のお客様への手土産や名入れを入れての記念品をお探しのお客様がたくさんいらっしゃいます。
特にアメリカやヨーロッパへの訪問先へのお土産としての需要が多いのですが、いつも富士山や桜など日本風のデザインをお選びいただいております。
もちろん「日本の手土産」なので、日本風を選んでいただけることは当たり前なのですが、当店に限らず、どこを見ても日本風だけというのは面白みにかけるなと少し考えていました(笑)
そこで、「あなたの街を日本の漆器の技術を使って描きました」をテーマにニューヨーク アメリカVer.を作成いたしました。
今後このアプローチが機能するのであれば、世界各地のものも作っていきたいと考えています♪
ちょっと話が横にずれてしまいましたが、取材いただきましたわかやま新報様、担当の檀上様ありがとうございました。