アトツギベンチャー定例会 山家漆器店に跡継ぎ経営者達が!
以前の記事で和歌山のハサミ製作所会社「菊井鋏製作所」様をお邪魔しましたこの定例会。
アトツギの後継者の同世代たちが各社の会社見学をしながら、自分たちの悩みを共有し、アドバイスをしたり、自分の会社の悩みにも
応用できることなどを探ることができる勉強会を行っております。
今回は当社「山家漆器店」と蒔絵師さんの会社と紀州漆器協同組合に行きました。
最近おかげさまで色々な方と繋がらせていただき、漆器業界を見てみたいというお話をたくさんいただきますので、
当社に来ていただく人たちが増えてきておりますが、こうして同世代の次世代社長たちだけを前に会社案内をしたり、
悩みや今後の方針などを共有する時間は、緊張もありますし、本当に勉強になります。
真ん中で説明している風が店長の「山家優一」です。
これは蒔絵師さんの会社にて皆さんに紀州漆器の現状や、現在の新しい商品などを紹介しているところです。
なかなかええ感じに撮ってもらいました(笑)
なぜ山家漆器店だけでなく、蒔絵師さんの会社に寄らせていただいたかと言いますと、漆器製造というのは基本分業制を敷いておりまして、
当社は塗りを主に行っている「塗師(ぬし)」と呼ばれる業態で、その前段階のお盆などの形をつくる「木地師」やプラスチック製品の形を作る「成型」、
そして蒔絵などの絵を入れる「蒔絵師(まきえし)」さんなど仕事を分け、みんなで一つの製品を作り上げています。
当社では塗りやネット販売などの現状をお伝えできるのですが、漆器の根幹ともいえる「絵」を入れる風景は是非とも見ていただきたいなと感じまして、
今回日頃よりお世話になっている蒔絵師さんの会社にお邪魔した次第です。
お忙しいところありがとうございました。
そのあとは紀州漆器協同組合の建物にお邪魔させていただき、懇親会となりました。
この会は和歌山の跡継ぎ後継者たちが集まって2か月に1度程度勉強会を行っておりまして、他業界のことも勉強できますし、非常に学びになります。
次回は和歌山県内で大きくお酒卸のシェアと誇るリカーショップゴワ様にお邪魔させていただく予定です。
製造とは異なる会社ですが、必ず当社にとっても学びとなることがたくさんあると思いますので、今からワクワクします!