第31回 2019年度紀州漆器まつり 全体レポート
こんにちは、山家漆器店の店長、山家優一です。
この11月2日、3日の土日は、第31回紀州漆器祭りでした。
漆器祭り概要は以前のブログにまとめましたので、こちらをチェックしてください。→ブログ
当店山家漆器店も昨年に引き続き二年連続の出店となります。
今年は漆器産地問屋が出店する紀州漆器の販売コーナーや紀州漆器青年部による展示物、また「うまいもの横丁」と題して様々なお店も参戦していただいております!
その中では海南野上木材協同組合様による「木工教室」や【おもてなし茶会】と題して、2日(土)は表千家・3日(日)は裏千家のお茶が楽しむことができる特別出店もございました!
あいにく今回は時間がなくどちらも遠くから眺めるだけになってしまいましたが、木工教室ではお子様たちが木工を楽しんだり、お茶のブースでは着物を着られた美しい女性陣に引き寄せられるように(笑)、たくさんの方が訪れていたようでした。
同時開催で、第16回家庭用品まつりも別会場にて開催されていたので、手にはスポンジやブラシなどを持ち、漆器祭りに来られている方も数多くいらっしゃいました。
さて、そんな今年の紀州漆器まつりですが、早朝から関係者が集まりまして、最後の準備を行いました。
AM 6:00集合。すでに多くの業者さんがテントなどの準備をされていました。
この人たち、、、何時から準備しているんだろう、、、ほんと感謝です!
テントの調整や看板・ゴミ箱の設置などを行うところから、山家漆器店の漆器祭りはスタートしました。商品を並べて売るだけでなく、こうした事前準備って大変なんですよね。大きな夏祭りなど、運営をされている皆さまって本当に苦労されているんだろうなと想像ですが、わかります。。
そのあとは各お店の準備です。当店は個別出店をしておりますので、お客様に喜ばれるものをとお弁当箱や紀州漆器といえばの「お盆」もたくさんお持ちさせて頂きました。
大人気のお弁当箱も特別価格にてご提供!祭り終盤にはたくさん用意していた商品が結構なくなっていました!
また先日海南こだわりブランドの認定を受けました「屏風時計 ニューヨーク」も展示販売させていたきました!
実は家庭用品まつりの方では商工会議所様のブースがあり、今回認定を受けた「海南こだわりブランド」についての展示があったようでして、そこに当店の名前も掲載されていたとかいないとか、、、詳しい方いれば教えてください!
そして、この自由の女神が目を引いたのかたくさんの方に写真を撮っていただくことができました。わが社の宣伝マンとしてもこちらの商品は作ってよかったと思います(笑)
さて、当店の紹介ばかりでは面白くありませんので、いろいろと写真を交えて漆器祭りの様子を伝えさせていただきますね。
まずはなんといっても「紀州漆器まつり」の名にふさわしい漆器問屋による大漆器市!前述している通り、16社もの事業者が出店し、お椀やお盆、各お店の特色ある商品などがずらっと、しかもお買い得にご購入いただけるとあり、多くのお客さんで賑わいます!
また、その一つに紀州漆器青年部ブースがあり、僕も製作に参加した商品が展示されておりました。毎年漆器まつりに向け記念した作品を作ったり、展示をしたりしておりますが、今回は台風の影響で中止となった第13回やきとリンピック in 海南に向けて制作した「紀州漆器青年部×全国やきとり連絡協議会」とのコラボ漆器商品である「道 / michi plate」の展示もさせて頂きました!
またこれまで三年間続けてまいりました伝統工芸後継者育成事業における成果物を塗り班と轆轤班にわかれて展示しました。
轆轤引きで作った拭き漆湯のみ
漆塗りで仕上げたお椀と敷板。これの制作に三年も費やしました!
祭りの途中では、紀州連の阿波踊りが!大漆器市の目の前である川端通りを練り歩き。小さいお子さんからお年寄りまで大迫力の演舞でお客さんだけでなく、我々もその時間は手を止めて夢中になってしまいました。
みんないい顔してます!一つのことに夢中になれるって素晴らしいことだなと改めて思いました。最近熱中している趣味というものがないので、何か団体活動したくなったな、、最近サッカーやフットサルあまりできていないなぁ。。
そして日曜にはもはや漆器まつり恒例となりつつある、ミニ四駆大会「紀州漆器CUP」が開催!
紀州漆器青年部のメンバーで開催されるこちらの大会は地元の子どもたちや、ミニ四駆に熱狂する大人たちから大人気の企画で、何よりこの紀州漆器CUPは参加賞や優勝商品など、紀州塗りを施した素晴らしい景品となっています!
皆さんミニ四駆を純粋に楽しむ気持ちはもちろん、この景品を狙って参加される方も多いとか!?
製作は紀州漆器青年部のメンバーが数か月前から仕事終わりにせっせと準備していたものですので、そういうお声を聞くと嬉しいです。
漆器会館の中では、展示販売はもちろん、蒔絵体験などもありましたが、今回は2Fで木工作家である梅田俊一郎様による「木漆工展」が開催されていました。
漆器祭り期間の2日間だけの開催ではもったいないほど素晴らしい作品たちが、、、。
梅田さんは奈良で木工をされており、現在はこちら和歌山県海南市黒江地区において、漆の勉強を学ぶために来られています。
何より自分の作品を語るときのニコニコした姿は「さすが、職人」
特に彼は木工の椅子などを手掛けられており、今回も様々なシーンに合わせた形状や材質を使用した椅子が展示されており、実際座らせていただきましたがどれも素晴らしいものでした。
梅田さんの椅子やサイドテーブル。
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こんな感じで僕が実際に行けた範囲で漆器祭りをお伝えしましたが、、、20%も魅力を伝えれていないと思います(悲)
名手酒造様の黒牛茶屋周辺のバザーにも、黒牛の飲み比べも、スタンプラリーも、「こみちあるき」にも、太刀魚の塩焼きも、ぬりもの館にも行けていませんし、何よりたくさんあったグルメの数個しか堪能できておらず。。。
ただお客さんは色々なイベントに満足いただけたのではないかと思います。
漆器業界自体、全国的に元気がない、、と言われておりますが、こうして漆器祭りという一大イベントを継続できる意義は非常に大きいと思います。
出店自体は実は準備も含め相当大変なのですが、一人でも多くのお客様に漆器祭りの良さが伝わることができるのであれば、来年以降も継続して祭りを実施し、山家漆器店としても出店できればと思っております。
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え?来年の漆器祭りまで待てない!?そんな方は当店のオンラインショップでご購入いただけますのでご安心を(笑)
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