黒江の新しいイベント「黒江るるる」とは!?
こんにちは、山家漆器店 店長の山家優一です。
本日は11月8日(日)に開催されました新しいイベント『黒江るるる』についてご紹介したいと思います。
例年11月初旬の土曜、日曜は我々の和歌山県海南市黒江地区で紀州漆器祭りが開催されているのですが、今年は新型コロナウィルスの影響で中止となってしまいました。
漆器事業者としてもとても悲しいことだったのですが、今年は致し方なしと考えていたところ、蜜にならず、また漆器祭りとは異なる新しい魅せ方ができないかということで地域の皆で集まり新しいイベントを開催してみようという動きとなりました。
それが今回の新しいイベント『黒江るるる』です。
黒江るるるとは?
黒江の街をみる・つくる・あるくをテーマに、従来の漆器祭りのように漆器製品を見て買ってもらうだけでなく、職人さんやものづくりにフォーカスをして、お客様に体験してもらえるイベントをできないかと考えました。
今回はものづくりですので、漆器業者だけでなく、木工の街らしく海南市黒江地区で活躍する木工職人さんの体験コーナーや、プラスチック成型機を利用した布張りお弁当箱作りなど、日頃なかなか体験できないような貴重な体験ができるイベントとなりました。
当日どのようになるのか試行錯誤しながらでしたので、当日運営などご不便ご迷惑をかけたと思います。
○「黒江るるる」発端!
さて、そんな新しい黒江の魅力を発信するイベント「黒江るるる」果たしてどのようなイベントだったか!?
当店では山家漆器店としての参加ではなく、個人的にお手伝いさせていただきましたが、町の新しいイベントなので、こちらでご説明させていただきます!
そもそもですが、冒頭にあるように11月は例年紀州漆器祭りという漆器事業者によるお祭りが30年も恒例で開催されていました。
しかし新型コロナウィルスの影響を受け、密を避けるために今年は中止となった中で、とはいえ町として何もせずに止まってしまってもいいのか、という議論が出てきます。
密を避けながらも、黒江の町を発信・PRし、新しい魅力を知っていただく新しい形はないだろうか、と模索した際に、紀州漆器祭りはどちらかと言えば紀州漆器製品の販売に重きを置いているのですが、漆器や工芸の体験を通じて職人さんやものづくりの工程を知ってもらう体験型のイベントはどうか、と考えました。
体験であれば、事前予約制などでPRできますし、そもそも商品を買ったりする場所も少なく、一部職人さんの工房や、スペースで少人数制での体験となるので、密を避けることもできますし、紀州漆器祭りとはまた違った魅力を発信できるなとなりました。
そこでクラウドファンディングという仕組みを使い、PRと事前予約としての体験チケット販売を始めました。
クラウドファンディングのサイトは→こちら
様々な体験が目白押し!
そんな中でしたので、商品販売などはかなり数が限られ、また漆器以外にも「工芸」という切り口で、海南市が誇る棕櫚たわしやタンブリン(タンバリンの正式名称)などの木工、また漆器においても布張りのお弁当作りやうるし塗りなどなど様々な体験イベントをご用意することができました。
こちらに抜粋しておきます。
・伝統工芸士林克彦氏によるお箸への絵付け体験
・布張りお弁当箱づくり
・木地職人によるマイカップづくり
・棕櫚たわしを知ろう!作ろう!
・本格手漉き和紙でつくり団扇・行燈づくり
・国産タンブリン製作(演奏レクチャー付き)
・根来塗りの上塗り体験
・木工作家と作るバターナイフづくり
・木工職人と作るスパイスラックづくり
・オリジナルミニゲッコーカホンづくり
以上が体験コーナーの一覧です。パッと見ただけでも楽しそうなコンテンツ盛りだくさんですよね!
もちろん体験以外にもプロタンブリン奏者の演奏会や、飲食店様などの出店などもしていただけ、イベントとしては事前予約や一部の当日予約の方々もあり、密にはならず、新しい黒江の魅力を伝える工芸体験イベントとしては成功だったかと感じます。
、、、とこのまま当日の様子も詳しく書きたいのですが、あまりにブログが長くなってしまいそうですので、次回までしばらくお待ちください^^