楠見小学校への出張授業
こんにちは、山家漆器店 店長の山家優一です。
先日11月19日に、以前別の学校で小学校の先生をされていた方からご連絡をいただきまして、和歌山県立楠見小学校に出張授業に伺わせていただきました。
小学校4年生になると、地場産業などについて学ぶ機会などがあるようで、毎年数回県内の4年生の担任の先生からご連絡をいただきます。
今回は社会として学ぶだけでなく、図工の時間にお椀を模写し、漆器の技法や塗りなどについて芸術や美術の側面から学ぶというもので、ただただ歴史や現状を教えるだけではダメだなと、全国の産地の事例や紀州漆器の新しい取組み、伝統的な技法などなどについて授業をさせていただきました。
子どもたちは事前に先生が用意したお椀を鉛筆で模写していたのですが、表情が皆異なり、個性が出るなぁと感心させられました。
今回は小学生にももっと漆器に興味を持ってもらいやすいように、伝統的なものに偏らずに、むしろ色漆などをつかって可愛いピンクや水色などのお椀やガラス漆器などの事例を写真としてたくさん用意。
子どもたちもまさかこんな漆器も生まれているとは知らないので、本当に興味を持ってくれたと思います。
「従来の漆器」だけを伝えても子どもたちが興味を持ってくれなきゃ未来はないと考えます。
従来のものももちろん学びながら、新しい魅せ方なども紹介して本当によかったなと感じます。
実はたまたまなのですが、今週もう一つ別の小学校からから漆器の授業の依頼をいただいています。
正直なかなか忙しい時期なのですが、こうした機会はむしろありがたいことだ、と毎回お応えさせていただいております。
また引き続き和歌山県内、いや県外でもそのようなご希望のある先生がたがいらっしゃいましたら、お気軽にご連絡をいただければと思います!